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住宅用 PPAって なに!?
太陽光発電 システムを 無料で 設置できるって ほんと?

家イラスト

どうもこんにちは!エネワールドの藤田です!!
このコラムは、「太陽光?電気契約?何それ美味しいの?」レベルの僕が、気になるエネルギーの話題を本気で調べてみるシリーズです。

さてさて、今回の記念すべきテーマは…
「PPA」ってやつ!!!

なんか最近、「太陽光発電が無料でつけられる!」とかって聞くじゃないですか。
いやいや、無料とか逆にコワイ。
絶対後から「機器は無料だけど工事費は100万円です。」とか言われるパターンでしょ!?

でもさ…タダなら……正直ちょっと気になりますよね??(小声)

しかもPPAって、いろんな種類があるんですけど
今回はその中でも、住宅用PPAにしぼって、しっかり調べてみました!!

1.PPAで太陽光発電が無料になる仕組み

家イラスト

PPAとは Power Purchase Agreement(パワー・パーチェス・アグリーメント) =電力購入契約のこと!
はい、急に横文字キターーーーー!!!

でも安心してください!簡単にまとめると
「電気を売りたい企業が、太陽光発電の設備を一般家庭に無料で貸し出してくれる」制度

つまり!「企業がタダでソーラーパネルをつけてくれて、電気代だけ支払う仕組み」!
PPAの他に「屋根借り」や「屋根貸し」とも呼ばれます。

アイコン

「君の家の屋根に無料で太陽光パネルつけさせてくれたら
発電した電気を安く売ってあげるよ~!」

アイコン

「やったー!電気代が少し安くなった!」

アイコン

「10~15年の契約期間が終了したら発電設備もあげるね!」

アイコン

「え?それじゃあそれからは発電した電気もタダになるの!?」

Win-Winなやつ~!
この仕組み全体を「PPAモデル」って呼ぶらしいです。ほうほう。

ちなみにこの「発電事業者」は、工場等の屋根を借りる企業向けと一般家庭向けがあります!

2.住宅用PPAモデル

主流は「オンサイトPPA」!

住宅で使われているPPAのほとんどは、「オンサイトPPA」と呼ばれるスタイルです。
これは、自宅の屋根に太陽光パネルを設置して、発電した電気をそのまま家庭内で使うというとてもシンプルな仕組み!
パネルの設置はPPA事業者(太陽光の専門会社など)が行ってくれるので、設置費用は0円!
発電された電気は、まず自宅で優先的に使われ、使った分に対して電気代を支払う形になります。

つまり、自分でパネルを買わなくても、屋根を貸すことで電気をおトクに使えるという仕組み!

※ちなみに「オフサイトPPA」や「バーチャルPPA」など、企業向けの方式もありますが、今回は割愛します!

4.PPAのデメリット

ソーラーイラスト

さぁさぁ、夢みたいな話ばかりしてきたけど、現実も見ましょう。
PPAにもデメリットはあります。

  • 契約が10年~15年と長め
  • ちょっと先の話すぎて、正直ビビる。
    家の売却を検討する可能性がある人は注意!
  • 屋根の自由がきかない!
  • 契約中は、勝手に屋根の工事できません。
    例えば屋根の葺き替えなどを連絡なしにしてしまうと屋根の葺き替えの際はパネルを取り外さなくてはいけないので、発電事業者からしてみれば、「天候は問題ないのに発電していない!」ということで連絡が入ったり、修理手配をしてしまったりとトラブルの元になります。
    屋根を貸しているわけですから、事前に連絡を入れることでどういう対応になるかの話になります。
    多くの場合は、1~2ヵ月の契約延長となるケースが多いようです。
    ただし、後から自分で蓄電池とかV2Hを追加したい場合は制限が入ることが考えられます。
    だって企業側も、「当初計画してた電気の使い方じゃなくなる」ってなるよね。そりゃそうだ。

  • そもそも、各社設置可能条件がある!
  • 例えば、ハンファジャパン株式会社の太陽光パネルは、住宅の屋根に設置する際に、屋根の耐荷重や強度が十分であることが求められたり、瓦屋根や金属屋根では、パネル設置用の架台や取り付け金具が適合するものに限られたりします。
  • 電気は“完全タダ”ではない
  • パネルはタダでも、電気を使った分の料金はかかります。
    でも基本は普通の電力会社より少し安めに設定されてることが多いです。

5.住宅用太陽光PPA事業者一覧

ここでは、住宅向けのPPA(電力購入契約)サービスを提供している主な事業者をまとめました。
各社ごとに特徴やサービス内容が異なりますので、ぜひ比較しながら、ご自身に合った会社を見つけてみてください!

ハンファジャパン株式会社
「世界有数の太陽光パネルメーカー「Qセルズ」ブランドを展開。
住宅向けには「ソーラーメイトみらい」などのPPAプランを通じて初期費用ゼロ・高性能パネル・メンテナンス込みの安心設計を提供しています。
契約終了後は設備が無償で譲渡され、自家消費や売電も可能。
さらに、「昼間の電気代が0円になるプラン」や業界最短クラスの4年契約プランなど、多彩なプラン構成も魅力です。

東京電力エナジーパートナー株式会社
大手電力会社ならではの信頼感が魅力。
初期費用なしで自宅に太陽光発電システムを導入できるPPAモデルを提供しています。
契約期間中の点検・修理などのメンテナンス費用も月額料金に含まれており、安心して利用できます。

株式会社イーネットワークシステムズ
コストを抑えて太陽光発電を始めたい方向け。
初期費用ゼロで導入できるほか、契約期間中の電気代の削減も見込めるシンプルで分かりやすいPPAサービスを展開しています。

湘南電力株式会社
地域密着型のエネルギー企業。
地元の自然エネルギーを活かした取り組みに力を入れており、初期費用ゼロのPPAモデルで太陽光発電を提供しています。
電気料金の削減に加え、地域貢献にもつながるのが特徴です。

6.まとめ

会議イラスト

無料って言われると警戒する気持ち、わかります。
でもPPAは、日本政府も推してる正式な仕組みです!
実際、環境省が「脱炭素先行地域づくり支援事業」の中で、地域PPAの活用を推進しています(2025年5月時点)
[出典]:環境省「脱炭素先行地域支援事業 第4次募集要項」2025年5月

「屋根を貸して電気を少し安くしてもらえる」って、よく考えたらこれ、だいぶありがたい話なのでは??

だからこそ!契約内容の確認はとっっっっっても大切!
ここまで読んで「PPA、めっちゃいいじゃん!!」って思ったあなた!
その気持ち、めっちゃわかる……けど!

ストーーーーーーップ!!!!(一旦深呼吸!)

PPAは確かに魅力的だけど、だからといって勢いで契約しちゃダメ!
契約年数、途中解約の条件、設備の譲渡の有無、電気料金の単価……
事業者によって内容が全然違うので、しっかり確認が必要です。
専門家に相談したり、複数社の条件を比較したりして
自分にぴったりのPPAを選ぶことがなにより大事!

なんとなく申し込んで、あとから「聞いてないよ〜!」ってならないようにしたいですね!
PPAに関してご不明なことや、相談したいという場合にはいつでも下記までお問合せください!
いつでもお待ちしております!

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